文字を書く

最近、文字を書くようになった。

書くようになったのは、キーボードをポチポチ押してできあがる文章ではなくて、紙のうえでペンを走らせて書く文章のこと。きっかけは、浅葉克己氏の個展『ASABA’S TYPOGRAPHY』にて「浅葉克己デザイン日記 2002-2014」を垣間見たときだったとおもう。展示場では所狭しと彼の日記が並べられていて、殴り書きというか走り書きで、日常を断片的に拾って書きましたみたいな文体なのでけっこう読みづらいんだけど、的確に情報がメモされてて臨場感が伝わってくる感じだった。「あー、きょうは二日酔い」とかなんでもないことを書き綴っているだけかと思うと、降ってきたアイディアが取りこぼしなくメモされていたりする。そういうのに軽く影響を受けて、いいところはパクれの精神で、以来「Cup Noodleのトムヤムクン味うまい」だとかなんでもない発見をメモしたりと、紙にペンで日記をつけている。アナログツイッター的な感じ。やってみるとわかるけど、漢字がでてこなかったり、一文字書くのに数秒を要したりと、非効率だなとは思いつつも違った部分の脳みそでモノを考えられている感じがするので、習慣化したら心地よく感じられるのかもしれない。以下、浅葉さんのインタビュー文を引用しておく。

人間が筆記用具を持って何かを書くという行為からは、それまで見えなかったその人の心や、何かを伝えたいという気持ちがにじみ出てくると思うのね。だから、僕は小学校とかでする書き初めなんかはとても大事な時間だと思うし、若い人たちの前で話す時にも、毎日書いた方がいいと伝えているんだよね。
by 浅葉克己

手書きって大事だよね、という話でした。あと、勢いで買ってしまった「浅葉克己デザイン日記 2002-2014」ですが、物事ってこういう視点で見ればいいのか、といろいろ勉強になるのでオススメ。